最近は一時期ほど自粛の圧はなくなりましたが
未だ外出には慎重になり葬儀や法事を
どうするか迷う方は多いようです。

当山では
・スマホやパソコンのソフトを使った
 オンライン法要が出来る事

・11月から4月頃の寒い時期に年忌があり心配な方は
 法事の前倒しが出来る事
(※別に気にしてないという方はいつでもお申込み頂けます)

上記のような内容と
お参りの際のお互いの感染予防のお願いを
棚経に伺った際にお知らせしておりました。

お知らせはしたものの
「オンラインの申し込みとかそうそうないやろなあ~」
と油断していたら有り難い事にすぐお問い合せを頂きました。

個人的に想定していたのは
オンライン会議ソフトのzoomを使って
参列者はみんなご自宅から、というものでした。

しかし今回は近隣にお住いのお一人だけお寺に来て、
遠方のお子さんお孫さんは一か所に集まって
ラインのビデオ通話を繋いで参加、という形です。
これはかなり手軽でいいですよね。

実は問い合わせを頂いてから
「すわ大変だ」と慌ててWi-Fiの中継器を買い
接続テストなどをしましたが特に必要なかったという(笑)

そして今日実際やってみますと
カメラの位置などは工夫の余地がありそうですが
思いのほか大好評を頂いていたようです。
オンラインはオンラインの良さがあるのでしょうか。
気になっているのに出来なかった法事が
出来てホッとされたのかも知れません。

全国的にオンラインで仏事をする事も珍しくない状態ですが、
出来る事をしようという姿勢が尊いと思います。

こうした状況で直接お参り出来なくても
手を合わせてお題目をお唱えする事で
供養の気持ちは届くはずだという事、
しかし五感を通じて感じる事や伝えられる事もあるので
落ち着いた時には足を運んで
手を合わせる事の大切さをお話しました。

こうした状況で普段と違うアプローチをした事によって
心と体の大切さを改めて考える事が出来ました。

赤
和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺