今月は県外での葬儀が続きました。

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距離がある場合でも、日程の調整が可能な限り
日本中どこでも私が伺うようにしています。

それは、長年ご縁を結んできたお檀家様だからこそ
最後は菩提寺の住職として送らせていただきたいと思うからです。

また、ご遺族の皆さまが
故人様へ向けられる想いに直接触れることで、
その後の四十九日、一周忌といった法要を、
より深く心を寄せてお勤めできると感じております。

もちろん、どの法要でも丁寧にお勤めするのは変わりません。
それでもやはり、遠方であっても伺えると、
「お伺い出来て良かった」と思う事が多いです。

それにご遺族の立場に立てば、見ず知らずの僧侶に依頼するよりも、
菩提寺に任せられる方が、安心につながるのではないでしょうか。

残念ながら近年、葬儀をめぐるトラブルの報道を
目にすることが増えました。

たとえば、正式な資格や修行歴を持たない人物が
僧侶として派遣されていた例もあります。
ですから

「たとえ遠方であっても、まずは菩提寺に一報を入れる」
この一点を、どうか覚えておいてください。

もし私自身がどうしても伺えない場合には、
戒名をお授けしたうえで、
葬祭業者からご紹介いただくご寺院様か、
近隣に私の知るご寺院様がいらっしゃればその方に
お勤めをお願いする事になります。
お願いする方のお寺が分かっていれば
かなりのトラブルは避けられるはずです。

ところで、日程が既に決まった後や、
葬儀が終わってからご連絡をいただくケースが稀にあります。
ご家族が亡くなった際にはまず菩提寺への連絡、
檀家と菩提寺の関係に於いては必ずお願いしたい事です。

悲しみの中で、慌ただしく色々決めなければならないので、
混乱するのはもっともだと思います。

しかし「ご遺族」「菩提寺」「式場」「火葬場」

それぞれの都合のすり合わせもまた、
故人様を穏やかに見送る為の大切な準備です。

日程を確定する前に、まずはご相談いただく事で
こちらも調整が出来、お役に立てるはずです。
この点も、ぜひ心に留めておいてください。

ご遺族の事情を伺いながら、
その時点で考えられる最善の形を、一緒に考えさせていただきます。




和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺