お盆も過ぎ、ようやく一息つけるかと思いきや、
突発的な法務や秋のお彼岸の準備、
さらに異常気象による境内の手入れなどで、
なかなか落ち着かない日々を過ごしております。

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今年も猛暑の夏で、多くの方から
「お盆の棚経は大変だったでしょう」
とお声をかけていただきました。
お気遣い、本当にありがたいことです。

確かに大変ではありましたが、
実際には市内をまわり始めた頃から曇天や土砂降りが続き、
猛暑の中を原付で走ったのはわずか4日ほどでした。
それ以外は車でお参りすることになったのもあって、
例年よりも疲労は軽く済んだように思います。
改めて、暑さが体に与える負担の大きさを実感しました。

ここ数年は、晴れれば極端に暑く、
雨となれば加減を忘れたかのように激しく降る
という気象が続いております。
どうにも困ったことだと感じますが、
考えてみればそれはあくまで「私の都合」です。

気象はただの自然現象であり、本来そこに良し悪しはありません。
良いか悪いかなんて、私たちの受け止め方によるんですよね。

もちろん環境が人に与える影響は大きいものですが、
起こった出来事にどう向き合うか、
その後どう行動するかは自分で選び取ることができます。
その心の持ち方次第で、受ける影響も変わってきます。

日蓮聖人はご遺文の中で、
「苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、
苦楽ともに思い合わせて
南無妙法蓮華経とうち唱え居させ給え
これあに自受法楽にあらずや」
と記されています。

人生には良い時もあれば悪い時もあるのが当たり前。
だからこそ、それにとらわれず、仏の境地を目指しなさいね_
というようなことでしょうか。

私は苦しい時はまんまと打ちのめされダメージを食らい、
楽しい時はつい気が緩んで放逸に過ごしてしまいます。
その自分を省みて、泰然と、或いは飄々と
日々を過ごしたいものです。

和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺