お彼岸期間中、お檀家さん宅にお経を上げに回っておりました。

お檀家さんで、大病され足が思うように動かなくなった方が
いらっしゃいます。
色々生活を変えたりご苦労もあるのですが、奥様は
「夫は体が不自由でも元気だし、何より居てくれるだけで心強い。
長生きの人は多くいるけど、夫婦揃って長生きってお宅は
中々ない。夫婦共に生きてるから有難い。
頑張って二人で長生きしようと思ってる」と仰っていました。
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状況が悪くなったり、何か失った時、
マイナスに目が向いて「これが出来ない」「あれがなくて困る」
とふさぎ込む事があります。
そこでいつまでも悪い事に心がとらわれ続けていると
苦しいですし、そこから次へと行動が起こせないものです。

そういう時は今、自分が持っているものに目を向けてみると、
視点や考え方が変えられます。

自分にはこれがある。あれが出来る。
という考え方をしてみる。
人間「ない」と思うと更に「持ってない」事にばかり
目が向き不満や不安が募るものです。
しかし「ある」ものを挙げていけば
自分が「持っている」事に目が向き、
不思議と自分の状況に満足し、心が軽くなってきます。

最悪だと思う事が起きても、そのままという事はありません。
その後「生まれて来て良かった」と思うような事も起こるのが
人生です。
そして行動と、ものの考え方によって「良かった」
と思える事は生み出せます。

今の状況に感謝し、前向きに生きる
お檀家さんの考え方は仏教的に思われ、
お話される顔もハツラツとして見えてステキだなと思いました。
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和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺