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今日4月8日はお釈迦様のお誕生日です。
自坊でも降誕会のお経を上げ、
午前に新宮仏教会の降誕会、
そして午後から戦没者慰霊法要に参加しました。

慰霊法要後は白浜聖福寺ご住職による音楽法話があり、
多くの方が聞きにいらっしゃってました。
ステキなギターの音色と歌声で、リラックスした中で
いいお話が聞ける素晴らしい内容だったと思います。

童謡や民謡、歌謡曲やポップスを通じて
命の輝きや自然、日本の文化のすばらしさを押し付ける事なく
思い起こさせてくれる内容に始まり、
最後はお釈迦様の悟りの内容である自他の区別のない事を
説かれていました。


自分と同じように人を大事にするのは難しい事だけれども
出来ない事ではない、
たとえば家族が苦しんでいる時には
それを自分の苦しみと捉えて救おうと思うように。
そうした心がけが幸せにつながる。
といったお話だったと思います。

お話の細部が違ったらすみません💦

相手と悲しみ喜びを同じくし、等しく慈しみの心を向けるのが
仏教の慈悲です。
その最も分かりやすく身近な対象は家族ですね。
例外もありましょうが一般論として。
家族でなくても、自分の大事な相手に向ける気持ちを
区別なく人や自然に対して持つ事が出来た時、私たちは幸せに
平和の中で過ごせるのでしょう。

人とのつながりが希薄化して、
自分の事だけで汲汲としているこの時代には
改めて大切な考え方だと思います。

和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺