お彼岸を迎えました。

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暑さ寒さも彼岸までといいますが今日は肌寒く感じられました。

お彼岸というとお墓参りをして先祖供養をするというのが一般的に浸透していますが、お彼岸の目的は先祖供養だけではありません。

その目的は先祖供養だけでなく、僧侶以外の一般の皆様も仏道修行をする事にあります。

普段は仕事や家事で忙しい人も、このお彼岸の時だけは仏教に心を向けて功徳を積みましょう、という期間です。

秋のお彼岸は交通安全週間ならぬ秋の仏教強化週間ですね。

ちなみに彼岸とは悟りの世界を指し、反対に此岸(しがん)とは迷いの世界のことをいいます。

お彼岸には、迷いの世界(此岸)から悟りの世界(彼岸)へ至る為に仏道修行をするのです。

その修行というのが六波羅蜜という6つの修行で、

1布施 人の為になるような奉仕を心がける

2持戒 正しい生活をする

3忍辱 苦しいことも忍んで受け入れる

4精進 努力して高みを目指す

5禅定 心を落ち着け集中する

6智慧 世界をありのままに見る、仏の智慧を求める

と、これらを心がける事で彼岸の仏の境地を目指すというものです。


日蓮聖人は、悟りの境地に至る為には心を磨く必要があり、その方法は信心をもって怠けず南無妙法蓮華経のお題目を唱える事だと仰せです。

そしてなんとお題目には六波羅蜜の修行の功徳もすべて含まれていると示されています。

絶対の信心をもってお題目を唱える事で自然とそれらの修行の功徳を頂けるというのです。

もはや全部の栄養素をもった完全食品のようです。

信心をもってお題目をお唱えすれば自然と大きな功徳を頂けます。

「じゃ他の修行いらんやん」となりそうですが、おいしい料理も何も知らずに食べるより、使われている食材の産地や調理法を聞いた方が一層おいしく感じるように、お題目に含まれるこの6つの修行についても学んで、更に実践すれば、一層功徳がありそうじゃないですか?

六波羅蜜の6つの修行はどれも自分も他人も幸せになる、日常生活で心がけたい事ばかりです。まさに心を磨くというものです。

更に日蓮聖人は他にも、お彼岸の期間に功徳を積めば、それが小さな功徳であっても悟りの道に至る事が出来る、お彼岸はそれくらい特別な時期なんだと仰っています。

この機会にぜひ六波羅蜜の6つの修行を心がけて心を磨くように生活なさって、お題目を唱え功徳を積みましょう。

そのうえでご先祖供養をなされば一層のすばらしい供養となる事でしょう。