翌日第四講は神道についての講義です。
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普段お檀家さんから神道についての質問を受ける事もあります。

しかし仏教の僧侶としては神道という他の宗教の事なのでよく知らない事の方が多いんですよね

お檀家さんからすれば同じ宗教というカテゴリーなんだと思います。
もしくは神道と仏教はお互い影響を受けあっている、というか明治以前は神仏習合で信仰されていた名残もあるのでしょう。


今回の講師先生はなんと熊野速玉大社の宮司様です

開催スタッフの先輩のご依頼を受け、宮司様に研修の担当をお願いできないかと地元に住む私がお伺いしました。

快くお引き受け下さった宮司様には本当に感謝しております。

そして講義内容は神道には開祖も教典もなく宗教という枠組みにはあてはまらないというところから始まり、様々な神道に関する事、また神道の死後の世界についてなど、私たちの素朴な疑問にもお答えいただきました。

よくある、身内に不幸があった時神社にお参りしてはダメなの?とかですね。

神社本庁の規定では50日後であれば忌明けということで神社へのお参りOKだそうです。

丁寧にしたいのであれば神職さんに鳥居の外でお祓いして貰ってからお参りすると良いそうです。

ただそれも各々の信仰によるところもあり、また神社や神職さんによっても違いのある事なので詳しくはお参りする神社に聞くのが間違いないですね。

よくいう穢れについては
肉体の死の姿は忌み嫌う、慶び事ではないけれども、死そのものを穢らわしいと捉えていない
との事でした。

身内に不幸があった時には、穢れてるから神社側がNGというより、
穢れ=気枯れという尋常でない状態の時、家族を亡くしたというときには神様をお祀りしている所は神聖で清浄な所なので、一定期間足を踏み入れるのは慎もう、というお参りする側の配慮という感じでしょうか。

畏敬の気持ちの表れが風習となったもので、神社が死を穢れとして嫌ってるというわけではないというニュアンスで理解しました。

そして神道と仏教の近さであったり、日本人の宗教観の根底にあるのは神道の影響は大きいんだという事であったり、
逆に神道というフィルターを通して見る事で仏教の形が見える所もあり勉強になりました。