今年は元日から大きな震災があり、多くの方が亡くなり
多くの方が苦境にいらっしゃいます。
ニュースで被災地の様子を見る度、他人事ではないように思われ
何か出来る事はないかと皆が思うのではないでしょうか。
宗門では支援活動や義援金の募集が始まっており、
私も出来るだけの協力をして、また鎮魂と復旧を祈るものです。


はやいもので祖母の六七日忌を勤めました。

初七日の次は四十九日の法事しか行わないという方も多いですが、
本来の弔いの形としては、亡くなってから四十九日まで、
7日ごとに追善供養をします。
初七日、ニ七日、三七日、四七日、五七日、六七日、
そして七七日(四十九日)。

亡くなった方は49日かけてあの世を旅していくんだそうです。
その49日間は7日おきに生前の行いについての裁きを受け、
裁きの結果次第で次の生まれ変わり先が決まるとされます。
ですから初七日から四十九日までの7日おきの供養というのは、
7日おきの裁きの日に合わせて行っているという事です。

少しでも良い所に生まれ変わってもらおう、
と応援の為の法事を行っているわけですね。

この供養の意義に則して考えますと、
初七日の次は四十九日に法事をするという方も
その間は何もしない、というのは宜しくありません。
「法事をしないけれども、自分たちできちんと供養します」
という前提で7日ごとの法事を省略している事になりますので、
出来る事ならばお霊供膳をお供えして、
ご遺族でお経を上げるなりする事が肝心です。

仕事が忙しくてそれも叶わないのならば、
出来る範囲でお供えをし、手を合わせてお題目を懇ろに唱える、
といった事だけでもなさっていただければと思います。
あとはご遺族は参加しないけれどもお寺さんに委託して
法事を上げて貰うとか、お経を上げて貰う、
といった方法もあります。

毎週供養をする間にも、心持ちはめまぐるしく
変化していくものですね。
7日ごとの供養は省略されがちな昨今ですが、
立ち止まって気持ちを整理したり
考えを巡らせる時間になります。


和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺