本日、裏千家淡交会南紀支部による茶筅供養式をお勤めしました。
毎年11月3日の文化の日に行われています。
いつもこの日は気持ちの良い快晴ですが、
今日は暑いくらいの陽気に恵まれました。

茶筅というお茶を点てる道具は、その性質上
傷んで処分せざるを得なくなります。
ある意味消耗品ですが、これがなければお茶は点てられない。
と、軽視されがちな道具にも目を向けて大切にするのは、
細かな所にまで心を配る茶道の妙のように思います。

ところで、今日は張り切って庭を掃き清めて、
土にほうきの筋をつけておりました。
すると皆さま気を遣って足跡をつけないよう土の部分は横切らず
セメントの参道を歩いてくださってまして、恐れ入りました。

威儀を正すとそれだけ人は身を正すのかも知れないな、
お寺は仏様のいる所、いつも整備されてないといけないな、
・・・と思ってたらその後来てたお子さんが歩き回って
めっちゃ足跡ついてました(笑)
それもまた自然やな、と何となく納得しました。

というか参道だけ通るのは不便ですし
足の不自由な方には歩きづらい作りなので、
かまわず土の部分も横切っていただいたらと思います。


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和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺