もう1年の半分が終わりますね。

今日はお香について拙い内容を上げたいと思います。
線香は何本立てるのか、というご質問をたまにいただきます。
宗派によって違いますが日蓮宗では1本か3本とされます。
1本で良いという記述が多いように思います。

また、たまにある質問として、本数の意味は何ですかというのもあります。
これは正確ではないので参考程度にして欲しいのですが、
1本は唯一最上の教え、一仏乗をあらわす、とか
3本は仏法僧の三宝への帰依をあらわす、過去現在未来をあらわすとか色々言われます。

まぁでもお釈迦様が線香は何本だとか言ってないんで、後付け的にその宗派の特徴を当てはめている面もあるのではないでしょうか。あんまり意味は深く考えなくても良いように思います。(浅はかな個人の見解です)
後で書きますがお供えするものですから、良い香りである事に意味があるように思います。
そしてお香が仏様に速やかに思いを届けた、という謂れがあるそうで、私たちの思いを仏様や故人に届けるものなんだ、という認識も大事だと思っています。

ちなみにお焼香の回数は日蓮宗では一般の方は1回です。敬意や感謝を込めて1回焼香し、気持ちを込めて合掌しましょう。
ちなみに焼香は1回って宗派は結構あると思いますよ。日蓮宗以外の方も菩提寺さんに聞いてみてはいかがでしょうか。

そういえば、友人に焼香の回数について尋ねられたので、
「宗派によるけど焼香は1回。相手への思いがあるなら焼香の回数より、焼香して丁寧に合掌して祈る方がいい。そして焼香する人が多い場なんかでは特に1回の方がスマートだと思う」
と答えたんですが、友人は
「でも周りが3回とかしてるのに1回だと、アイツ少ない(=失礼)って思われるんじゃない?」という感想でした。
確かにそれはありますよね。各々自分の宗派やお参りする先の宗派の焼香の回数を知ってればそうはならないんでしょうけど。
マナーは正確であるよりその場の間違った多数派が正義になりがちというあるあるですね。
じゃあ前の人の回数に習うのが正解なのかなあという元も子もない着地点に終わりました。
私は1回が良いと思いますよ。


ちなみに日蓮宗ではお導師さん(か、特定の役の方)だけ3回焼香をします。この3回の意味は魔を遠ざける事を祈り、仏様がお姿をあらわして下さる事を祈り、仏教守護神からのご加護を祈る、という意味があります。これは宗定法要式という、日蓮宗の法要に関する公式な本に書いてあるので正確な情報です(笑)本文は格調高い表現ですが、分かり易いように書き直してます。


ともあれ、お香を供える上で大事なのは良い香りである事です。
元々は場を清めるとか、身を清めるといった目的があってお香が焚かれたそうなんですよね。つまり仏様への敬意を表すものです。
たまに「線香臭い」と言う人がいますが、臭いものを供えてはいけません。
選ぶお香は出来るだけ良いもの、本物であるべきですが、高くて上を見ればキリがないのも事実です。
ですから普段であれば安いものでも自分がいい香りだと思えるものをお供えするのが仏様や故人へのご供養としては大切な心がけではないでしょうか。
そして線香の本数よりも、場に合わせて「ほのかに良い香りが薫る」程度にお香を焚くのが一番良いそうです。


和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺