木霊塔
除幕前の塔を写しました。
今日は木霊塔建立供養式に行って参りました。

木を伐採する事への供養と得られる恵みへの感謝の為に新宮木材協同組合様が毎年行っている行事です。
供養が始められた頃は本廣寺境内に塔を建立していましたが現在は木材会館の敷地に建てられています。
しかし道路拡幅工事で塔を立てるスペースを移転するので、現在の場所に建てられるのはこれが最後となります。

今の場所に移ってからは約50年という事で、一つの区切りですね。
ウッドショックで国内の木材市場に活気が出ている今こそ大々的に出来れば素晴らしいと思うのですが、感染症予防の為、今年も昨年同様に供養式のみ行う形となりました。

自らの生業の依って立つ自然への畏敬の念や感謝を毎年式典として形にされるお志が誠に尊く、有難くお勤めさせていただきました。
上座部仏教のスマナサーラ師の記事に、精神的な問題の原因は「自分は何でも知っている」「自分が何でもコントロールできる」と勘違いする思い上がりからきている、というような事が書かれていました。

その点この供養式は自然の前で自分に出来る事など本来何もないと受け入れる謙虚さを思い出し、脅威も恵みもある中で生かされている有難さを再認識出来る機会のように思います。


和歌山県新宮市にあるお寺 日蓮宗本廣寺